【浮腫と東洋医学】
◎浮腫によく使われるツボ『腎兪』
場所はいちばん下の肋骨の先端の高さで、背骨から指2本分外に行ったところにあります。
腎兪は名前のとおり腎とのつながりが深く、また膀胱の病変の治療にも使われます。
胃や消化器系の疲労により水分が体の中で停滞してしまった浮腫や、余分な尿をそとへ排出できていない場合などの浮腫によく使われます。また呼吸が浅い、加齢や虚弱などによって水分を外へ排出できない方にも使われます。
浮腫が起きているところでなくて離れたところからツボの効能によって改善の手助けができるんです。
1⃣浮腫が起こる原因となるものの例
◎水分を摂りこみ、分配『脾』
東洋医学では『脾』は胃腸機能と関係があり栄養になるものと老廃物とを分け、必要な水分を身体の上部へと送ります。もともと胃腸が弱かったり消化機能が低下した状態だと、水分代謝がうまくいかないため、これがむくみの原因の一つと考えられます。また湿気や水分の過剰摂取により生じ、身体全体にむくみが起きます。
●随伴症状:体が重だるい、痰が多い、食欲不振、胸苦しく胃がつかえる、下痢など。
梅雨の時期や雨天時に特にむくみやすくなります。また、暴飲暴食などによる胃腸の不調で水分代謝が悪くなり、リンパ液の循環に影響してむくみを引き起こします。
◎水分を全身へ巡らす『肺』
東洋医学での『肺』は、水分を身体の内から外へ配布する働きがあります。脾から送られてきた水分を肺が全身にくまなく散布して身体を潤します。その後、全身で使われたあとの水分や過剰な水分は、肺の働きで膀胱へ運び、腎の働きで膀胱に尿として溜まり排泄されます。
肺の機能が低下すると汗が出なくなったり、尿量の減少が起こり、水分が停滞して、むくむと考えられています。
風邪など外界からの邪気によって生じ、顔面や上半身がむくみやすくなります。
●随伴症状:発熱、鼻づまり、咳、痰、のぼせ、口の渇き、皮膚炎、便秘など。
肺に炎症が起きると、全身に水分を巡らせることが出来ず、むくみやすくなります。
◎水分調節を行う『腎』
東洋医学の『腎』は、全身の水分バランスを整える働きをしています。過剰な水分は尿として膀胱に蓄え、排泄します。また不足している場合は、脾や肺に働きかけ、口やのどの渇きと言った、水分を要求する生理反応を起こします。この腎の機能がうまくいかないと尿の排泄がうまくいかず、むくみの原因となります。
加齢や虚弱体質により生じ、顔面または下半身が特にむくみ、指で押した痕がすぐに戻らない。
●随伴症状:足腰がだるい、物忘れ、耳鳴り、頻尿、白髪、難聴、精力減退など。
加齢や過労などにより水を司る腎の働きが弱ると、全身を巡り戻ってきた水の回収が追い付かず、むくみやすくなります。
◎水分の運搬をする『心』
『心』は、心臓の働きを担い血液を全身に送り出します。心の働きが弱くなると、血流が悪くなるのと共に水分の流れも悪くなり、むくみになります。また血虚と呼ばれる状態では、血流が良くても流れる量が少ないため、水分を運べる量も減り、全身に留まってしまいます。このためむくみになります。
●随伴症状:動悸、息切れ、自汗、不眠など
東洋医学でも西洋医学でも様々な観点から浮腫というものが考えられます。
その方の症状や既往歴によっても原因が変わってくるんですね。
当院の施術者は
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当院は神戸の鍼灸院です
*鍼灸施術
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手技により血流をよくすることで
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患者さまのコンディションに応じて機能訓練も行っています。
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